今日のスパム

Subject: 36歳の独身男の帰宅後
    Date: Sat,  6 Aug 2011 16:35:32 +0900 (JST)

ぎし・・・ぎし・・・

ぎし・・・

古ぼけた2階建て木造アパートの階段を

今日も疲れ切った体で最後の体力を振り絞って上がっていく

地震がきたら倒壊してしまいそうなボロ屋の階段は、

それに似合った鈍い悲鳴を一歩ごとに叫ぶ

俺の名前は加藤大地

36歳、独身だ

仕事は現場監督補佐

監督といえば聞こえがいいが、要は土方だ

現場には自分より若い責任者もいるので、

実際はせっせとコンクリートを運ぶのが主な仕事だ

あとはインターネットでちょっとした副業もやっている

彼女はいない

10代から20代の時は付き合った女性もいたが

結婚にまで至ることもなく皆別れてそれっきりだ

唯一、20代で付き合っていたモトカノから連絡がくることはあるが

結婚して幸せな家庭を築いている、という内容ばかり

興味もないし、勿論それ以上も期待していない

他人にアピールすることで、自分の幸せを確認しているのだろう

階段を登りきると、手前から2番目の204号室ドアの前で立ち止まる

尻ポケットから古ぼけたキーケースを取りだし自宅のドアを開ける

ギギギ

建付けが悪いのか、土地が陥没しているか分からないが

古屋敷のドアを開けた様な不気味な音がする

ワンルームの部屋に入ると

洗濯物が腐った様な臭気を放ち俺を出迎える

玄関は靴が出しっぱなし、ゴミもそのままだ

片付けないと、と思いつつ

いつもそのままにしてしまっている

部屋に入ると汚い作業着のまま、ソファに倒れこんでテレビをつける

テレビは流れていればそれでいい、

今日も芸人が画面の向こう側で笑いを取るのに切磋琢磨している

ピンポーン

「宅急便でーす!」

不意に部屋のチャイムが鳴り響く

なんだ?と一瞬思ったがすぐに思い出した

「そうか、今日はアレが届く日だ」

先ほどまでの気だるさが嘘のように、

ソファから飛び起きると俺は玄関に行き荷物を受け取った

やはりそうだ!

そう、今日は注文していたアレが届いたのだ!

着替えもそこそこに、俺は早速準備に取り掛かった

まずはフライパンに火を付け油を塗る

その間に、箱の中からソレを取り出し、手慣れた手つきで

熱くなってきたフライパンにソレを並べていく

7個づつならべる、全部で28個だ

ジュ ジュジュー

そんな音が聞こえてきたらフライパンに一気に水を入れて

すぐに蓋を閉める

ジュ――ジュ―――
――ジュ―ジュ――――

沸騰した蒸気が暴れだし、ソレに熱を込めていく

ある程度、水気が飛んだところで皿にフライ返しで

逆さに盛りつければ完成だ

表面はカリッカリで程よい焦げつき

ソレを包み込む部分は見るからにジューシーに仕上がっている

先ほどまでのドンヨリとした部屋の空気も

一気にソレ一色に染まる

料理などほとんどしない俺だが、

何十何百回も繰り返したこの調理だけは

目をつむってもできると言うぐらいやってきた

ここで冷蔵庫からキンッキンに冷えた缶ビールを取り出し

ソレと一緒に並べてテーブルに配置する

じめじめとした暑さで缶ビールは水滴で濡れている

さあ至福の時間の始まりだ!

ごくっ ごくっ 

俺はまず缶ビールの半分の量を一気に流し込んだ!

ごくっ ごくっ ごくっ

冷たいビールがのどの奥、食道を流れ

さらに胃袋に流れ込んでくる快感が体中に迸る

次に出来たてのソレを2つ、一気に箸で掴み

専用の特製味噌だれにたっぷりと浸す

神戸発祥の老舗の手作りであるコレは

一般的なものと違い味噌だれで食べるのが普通である

この「味噌だれ」が非常に濃厚なのだ

テレビや雑誌などでも度々紹介されている

http://www.youtube.com/watch?v=9JgpTPg5ID0

そのまま口に放り込んでもうまいソレは

専用の味噌だれをつけることで

「最高」から「至高」の一品への昇天する

にんにくもタップリ入っているらしいのだが

にんにく独特の臭みは全て消え、濃厚な味わいだけが残っている

たっぷりと味噌だれを付けたホクホクのソレを

一気に口に突っ込む!

んっんっ! んっ!

口の中いっぱいに、全身に貫いていく!!

もちもちの触感の皮からあふれ出した

ジュ―シーな肉汁と濃厚な味わいとコク!!

ホフッ ホフッ

「ッッッッッッッッ」

なんとも表現できない快感に一瞬気を失いそうになったが

体は無意識に缶ビールの残りを飲みほす

ゴクッゴクッ プハー

飲みほした後はもう一度ソレを2つ頬張る

「ッッッッッッッッッんまい!!」

なぜ・・・

なぜ俺が36にもなって

彼女も無く

母親からも小言を言われ

仕事もぱっとせず

年下の上司に馬鹿にされ

それでも・・

それでも耐えられるのは

正にこの瞬間のおかげなのだ

いま、君は思ったかもしれない

俺を「みじめな奴」と

そう思うなら、

もし君が少しでも俺を哀れに見るのなら

たった一度・・

たった一度だけでいいから

コレを試してみて欲しい!

君も一度だけこの瞬間を味わって貰いたい!

そして、ほんの少しでも俺の気持ちを

共有してもらいたい

必ず君は納得するはずだ

たかが食べ物

そう思うかもしれない、俺も昔はそうだった、

料理の味もわからずどこで食っても大した違いもない

いや、違うのだ

全然違う

それは「コレ」を食べた瞬間に

必ず理解できると断言できる!

「コレ」は他のものとは全く違う、

食べた瞬間、これををなんと呼んでいいのか、

食べた瞬間それすら分からないくらい衝撃を受ける!!

ここまでお読み頂けた方は

もう薄々わかっていることと思う

そう、俺ががむしゃらに頬張っていた「コレ」とは

神戸では広く知られているイチロー餃子の事である

俺は一人でも多くの人に伝えたい

仕事にも家庭にも、そして人生にも失敗した男が

唯一幸せを感じられる、その瞬間を

・・・

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いや、何なんこれ

(↓画像は本文と関係ありません)

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有無を言わさぬ何か

 
ベトナム出張帰りの同僚から貰いました。
 
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たったの2語で見てみこの力強さ!
 
ちなみに一緒に買ってきたマイルドセブンにはなーんにも書いてありませんでした。
なんという欺瞞。
 

すごいものをみた

 
ヤンさんと亀有のアリオまでエド・はるみ&KICK☆見に行ってきました。
 
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いやこれが主目的だったわけじゃなくて
 
 
 
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ヤンさんと不忍池まで黒い花びら~ズのデビューLive兼モテケン公開収録見に行ってきました。
 
どんなユルい雰囲気だったかは3・31夜中の本放送もあるので伏せますが
とりあえず人生で初めて参加したアイドルイベントがこれでよかったのかという微妙な気持ちにさせられましたよ!
だが口パク使わなかった点やちゃんとアンコールに応えた点は評価したい。
あと松野さんは早くDDTに復帰してください。
 

えっちなのはよくないと思います

 
読売新聞の男性記者によるブラジャー着用レポート – [ 悠 々 日 記 ]
 
> 「変態じゃない…でも心落ち着く」
 
 
 
 
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   ノ l Jヽ   レ/::/ /:イ:\/l:l l::l   u   !. l / ‘;:::l ’, ‘;:::::l. ‘;::::l:::::
    ノヌ     レ  /:l l:::::lヽ|l l:l し      !/  ’;:l,、-‐、::::l ’;::::l::::
    / ヽ、_      /::l l:::::l  l\l      ヽ-‘  / ‘;!-ー 、’;::ト、’;::::l:::
   ム ヒ       /::::l/l::::lニ‐-、``        / /;;;;;;;;;;;;;ヽ!   i::::l:::
   月 ヒ      /i::/  l::l;;;;;ヽ \             i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l   l::l:::
   ノ l ヽヽノ    /:::l/:l /;;l:!;;;;;;;;;’,               ‘;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ    l:l::
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    .・  ・、 ・ ・
 
paris

八重洲地下街喫煙所にて

 
「アキバいく?アキバ」
「行くの?アキバ」
「『萌』とか書いてるTシャツ着ようぜwwww」
「なんでwwwww」
「『名雪は俺の嫁』wwwwwwwwwww」
「ギャハハwwwwwwwwwwww」
「俺秋子さんと結婚してーwwwwwwww」
「ッハwwwwwwwマジかwwwwwwwwww」
「秋子さんと結婚したら名雪が俺の妹になんじゃん?」
「なるなる」
「あ 娘かwww」
「wwwwwwww」
「あーニートなりてえw」
「いいねー」
「職安行ってお小遣い貰う生活してえwwwww」
「よすぎwwww」
「『お母さん職安行ってきたからお小遣いちょうだい』w」
「そこは『お母さん職安行くからお小遣いちょうだい』だろ?ww」
「そうかwwwww間違ったwwwwwwwww」
「ほんでお小遣いでスロット打ってんのなwwwwwwwww」
「職安行けよwwwwマジウケるwwwwwwwww」
 
 
日本はじまったな
 
 
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